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接客業の傍ら、「子育ても終わったし自分の時間を謳歌したい!接客のストレスを解消したい!」と思っていた38歳…。ちょうどその頃、テレビで「芸能人社交ダンス部」が人気でした。社交ダンスなんて、とは思いながらも、音楽好きな私は近所にあった社交ダンス教室の扉をたたきました。

社交ダンスもそれなりに楽しかったです。音楽に合わせて体を動かすことって、こんなにステキなんだ!と…。そんなとき、同じ教室に通っていた人からアルゼンチンタンゴのレッスンDVDを貸してもらい、見たところ…「社交ダンスと違って、堅苦しくなさそうだな」と感じました。

地元でアルゼンチンタンゴを教えてくれる先生は見つからず、わざわざお隣の県の先生のワークショップなどに通ううち、さらにその楽しさに開眼。自由だ、自由すぎる!…やみつきになってしまったのです…。

何より、音楽を楽しみながらお相手の温かさを感じられるという魅力。ストレスフルな毎日に、ほっと息をつける時間を作ることができたのです。毎週末、車を飛ばして隣県まで通うのは大変でしたが、その苦労も忘れるほどの楽しさ、嬉しさ…。

ですが、実際にミロンガで初めてのお相手と踊れるようになるまでは、少し時間がかかりました。それもそのはず、レッスンDVDでは解説しづらいであろうリーダーとフォロワーの関係が独特だったからです。レッスンDVDではなかなか伝わってこないものは、練習会やタンゴの先生が開催するワークショップで学ぶしかありませんでした。

しかし、その“壁”を超えることができれば、もうこちらのものです。アルゼンチンタンゴは、基本的に「美しく見せるダンス」ではなく「3分の恋愛」だからです。3分の恋愛とは、タンゴ曲1曲が約3分であることから言われはじめたこと。つまり、組んだふたりの世界をお互いに堪能できれば、基本OKなのです。

もちろん、うまく美しく踊れれば、もっということはないでしょう。ですが、音楽に合わせて簡単なステップを踏むだけでもいいですし、慣れていない/スペースがないなら抱き合ってお互いの重心の移動を感じるだけでも楽しいのはどうしてでしょう。

それは、日本人には習慣として根付いていない「アブラッソ(抱擁=ハグ)」の効用だと、私は思っています。

ミロンガというダンスパーティーもまた、男性、女性問わず心躍るものです。仲間同士の場ならカジュアルな装いでもよし、大掛かりなミロンガならドレスコードが定められドレスアップを求められることもあり、で、それぞれ楽しいもの。

アルゼンチンタンゴに興味を持っておられる方に、私の経験を踏まえて「タンゴの基本」をお伝えします。ミロンガでいつか出会えるあなたへ。

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タンゴの教科書
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